リップクリームの塗りすぎに注意!

リップクリームの塗りすぎに注意! メイク

リップクリームを塗っているのに、唇の乾燥が気になってつい何度も塗り直していませんか?

実は、リップクリームの塗りすぎは逆効果なんです。

唇は皮膚が薄く、外部からの刺激を受けやすい繊細な部分。リップクリームに頼りすぎると、唇本来の潤いを保つ力が低下してしまい、かえって乾燥を招いてしまうことも。

でも、正しい使い方さえ知っていれば、リップクリームはとっても心強い味方になってくれるはず。

そこで今回は、リップクリームの適切な塗り方や選び方、唇の乾燥を防ぐ生活習慣などをご紹介します。

この記事を読めば、あなたの唇はきっと、うるうるのぷるぷる唇に生まれ変わりますよ。

乾燥知らずの、ふっくら唇を手に入れる方法、ぜひチェックしてみてくださいね。

>>リップクリームはハンドクリームの代わりになる?

リップクリームの塗りすぎによる影響

唇のターンオーバーの乱れ

唇は皮膚よりも角質層が薄く、汗腺や皮脂腺がないためもともと乾燥しやすい部位です。その上、リップクリームを塗りすぎてしまうと、唇の角質層に負担がかかり、ターンオーバーが乱れる原因になります。

ターンオーバーとは、古い角質が剥がれ落ち、新しい細胞に生まれ変わるサイクルのこと。このサイクルが乱れると、唇の角質層がさらに薄くなり、外部刺激を受けやすい状態になってしまいます。

そのため、リップクリームは適量を心がけ、塗りすぎには注意が必要です。唇の乾燥が気になるからといって、むやみに何度も塗るのは避けましょう。

自然治癒力の低下

リップクリームの塗りすぎは、唇本来の自然治癒力を低下させる可能性があります。

唇は外部からの刺激に対して自己防衛するために、角質層で覆われています。しかし、リップクリームに頼りすぎてしまうと、この自己防衛機能が徐々に低下し、唇が外部刺激に弱い状態になってしまうのです。

自然治癒力が低下すると、少しの乾燥でもすぐにカサつきを感じたり、荒れてしまったりと、唇のトラブルを引き起こしやすくなります。

リップクリームは唇の乾燥を防ぐために使用するものであり、頼りすぎるのは禁物だと心得ておきましょう。

摩擦による唇のダメージ

カサついた唇にリップクリームを塗る際、ついつい強く擦ってしまいがちですよね。しかし、この行為は唇に摩擦を与え、角質層にダメージを与えてしまう危険性があるのです。

特に、スティックタイプのリップクリームは固めのものが多く、塗る際に力を入れすぎてしまいがち。また、リップクリーム自体が唇の上を擦れることで、刺激となってしまうこともあります。

摩擦によるダメージは、唇の乾燥だけでなく、ひび割れや皮むけの原因にも。リップクリームを塗る際は、優しく丁寧に塗ることを心がけましょう。力を入れすぎず、馴染ませるようになじませるのがポイントです。

リップクリームの適切な使用頻度と塗り方

塗る頻度の目安

リップクリームは、1日に3〜5回程度の使用が目安とされています。朝起きた時、外出前、お風呂上がりや就寝前など、唇が乾燥しやすいタイミングに塗るのが効果的です。

しかし、あまりに頻繁に塗りすぎてしまうと、逆に唇が乾燥してしまう原因にもなりかねません。塗る回数が多いからといって、潤いが長時間キープされるわけではないのです。

また、日中の外出時は、紫外線の影響で唇が乾燥しやすくなります。そのため、SPF機能の付いたリップクリームを選ぶのもおすすめです。ただし、塗る頻度は控えめにするのが賢明と言えるでしょう。

正しい塗り方

縦ジワに沿って塗る

唇には縦ジワがあり、このジワに沿ってリップクリームを塗ることが大切です。

横方向に塗ってしまうと、唇の縦ジワに逆らう形になり、摩擦が生じやすくなってしまいます。縦ジワに沿って、優しくなじませるようにリップクリームを塗りましょう。

また、唇の端から中央に向かって塗るのも効果的。唇の端は乾燥しやすい部分なので、しっかりとケアすることが大切です。リップクリームを塗った後は、上下の唇を軽く合わせるだけにとどめ、あまり擦らないようにしましょう。

リップクリームを温めてから塗る

特に冬場は、リップクリーム自体が固くなっていることがあります。そのまま唇に塗ってしまうと、摩擦によるダメージを与えてしまう恐れが。

そこで、リップクリームを塗る前に、人肌程度まで温めておくことをおすすめします。手のひらで包み込むようにして、しっかりと温めてから唇に塗りましょう。

固めのリップクリームをそのまま塗るのは、唇への負担が大きくなってしまいます。リップクリームを柔らかくすることで、唇に優しく塗りやすくなるのです。

リップクリーム選びのポイント

刺激成分の有無

リップクリームを選ぶ際は、刺激となる成分が含まれていないかチェックすることが大切です。

特に、香料や着色料、防腐剤などは、唇への刺激となる可能性があります。敏感肌の方や、唇が荒れやすい方は、これらの成分が配合されていない製品を選ぶようにしましょう。

また、リップクリームの使用感もチェックしてみて。べたつきが強かったり、ピリピリとした刺激を感じたりする製品は、唇に合っていない可能性が高いです。

肌に優しい成分で作られた、低刺激タイプのリップクリームを選ぶのがおすすめです。オーガニック原料や、天然由来の成分を配合した製品も良いでしょう。

保湿成分の確認

リップクリーム選びで大切なのが、保湿成分の確認です。

乾燥した唇をしっかりと潤すためには、セラミドやヒアルロン酸、シアバターなどの保湿成分が配合された製品がおすすめ。これらの成分は、唇の水分を逃がさず、潤いをキープしてくれる働きがあります。

また、ワセリンやスクワランなどのオイル成分も、唇の乾燥を防ぐのに効果的。ただし、オイル成分が多すぎると、唇に膜を作りすぎてしまい、逆効果になることも。

保湿成分とオイル成分のバランスが取れた、まろやかなテクスチャーのリップクリームを選ぶのが良いでしょう。使用感をチェックして、自分の唇に合うものを見つけることが大切だと言えます。

唇の乾燥を防ぐための生活習慣

唇を舐める癖の改善

唇が乾燥すると、つい舐めたくなってしまうもの。しかし、これは唇の乾燥を悪化させる原因になります。

唾液に含まれる消化酵素の影響で、唇の水分が蒸発しやすくなり、さらなる乾燥を招いてしまうのです。また、唇を舐める行為自体が、唇への刺激にもなります。

唇を舐めたくなったら、意識してリップクリームを塗るようにしましょう。リップクリームのみずみずしいテクスチャーが、唇を舐めたい衝動を和らげてくれるはずです。

唇を舐める癖は、乾燥対策だけでなく、口呼吸の改善にもつながります。口を閉じて、鼻からしっかりと呼吸するように心がけると良いでしょう。

口呼吸の見直し

唇の乾燥を防ぐためには、口呼吸を改善することも大切です。

口で呼吸をしていると、唇が常に外気に触れている状態に。乾燥した空気に唇が常にさらされることで、水分が奪われ、乾燥が進んでしまうのです。

鼻呼吸を心がけることで、唇の乾燥を防ぐことができます。また、鼻呼吸は、口の中の乾燥も防いでくれるので、口臭予防にもつながるのだとか。

就寝時は特に、無意識のうちに口が開いてしまいがち。口テープなどを活用して、口を閉じたまま眠るのもおすすめです。

日中も、なるべく口を閉じるように意識してみましょう。唇の乾燥対策だけでなく、健康的な呼吸習慣が身に付くはずです。

>>リップクリームを最後まで使い切るコツ

リップクリームの塗りすぎに注意してぷるぷる唇を手に入れるまとめ

リップクリームは唇の乾燥対策に欠かせないアイテムですが、塗りすぎには注意が必要です。

塗る回数が多すぎると、かえって唇の潤いを奪ってしまい、ガサガサ唇の原因になってしまうことも。

適切な使用頻度は1日3〜5回程度。塗る際は、唇の縦ジワに沿って優しくなじませるようにしましょう。

リップクリーム選びでは、刺激になりそうな成分が入っていないか、保湿成分がしっかり配合されているかなどをチェックするのがポイントです。

また、唇を舐める癖や口呼吸など、唇の乾燥を招く生活習慣の見直しも大切。

正しい知識を身につけて、うるうるのぷるぷる唇を目指してみてくださいね。

項目 ポイント
塗りすぎの影響 ターンオーバーの乱れ、自然治癒力の低下、摩擦によるダメージなど
適切な使用法 1日3〜5回程度、縦ジワに沿って塗る、リップを温めてから塗るなど
リップの選び方 刺激成分の有無、保湿成分の確認など
生活習慣の見直し 唇を舐める癖の改善、口呼吸の改善など
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